post#6 プライドパレード 2013〜ハミルトンハイツ(N.Y)からの手紙〜
今年のプライドウィークエンドは、同性婚も異性婚と同様に法の下に扱われるべき、という最高裁の判決の直後だったこともあり、お祝いムードでいつにもまして盛り上がりました。
まずは、土曜日恒例のダイクマーチの写真から。

警察の誘導でマーチ先頭が登場

ドラマー達のリズムにあわせてマーチ

それぞれ手作りのプラカードで

さらばDOMA
家族はみんな法の下に平等


日本から参加のふたり

Legalize Love
愛は違法ではない、というメッセージT

レインボーを身につけている人も多し

以前は男子禁制(支持の気持ちは沿道から表して、というポリシー)だったのですが、今年は男性も一緒に歩いていました。すべてボランティアによる運営で、マーチの途中と終点のワシントンスクエアパークでカンパを募ったり、Tシャツを売ったり、ボランティアスタッフは資金集めにも忙しく走り回っていました。

そして日曜日、メインのプライドパレード。今年のテーマは「From Rain to Rainbow」

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post#5 6月はPRIDE〜ハミルトンハイツ(N.Y)からの手紙〜
coLLaboブログ読者のみなさま、こんばんは 

早いものでもう6月です。NYは緯度でいくと青森とほぼ同じで、長くて厳しい冬の後、5月に駆け足で春がきて、東京だったら2月から6月にかけて見頃の花々が一気にわーっと咲き乱れるなか、気がついたら初夏の陽気になっている、というのがいつものパターン。今年はいつにもまして寒暖の差がはげしく、なかなかコートがしまえないなぁなんて思っていたら先週末は完璧な夏日でした。やれやれ、毎朝、天気予報とにらめっこしながら長袖か半袖か、ジャケットか軽めのストールか、悩ましい日々。

ご存知の方も多いかと思いますが、6月はLGBTプライド月間。同性愛が「犯罪」とみなされていた時代、1969年の6月、NYのグリニッチビレッジにあるストーンウォールというゲイバーで、警察のガサ入れに反発して暴動がおこり、その翌年の一周年記念日に、同性愛者であることを胸をはって堂々と主張するという意味で「Pride(誇り)」と題したプロテストマーチが各地で行われたことから始まったと言われています。いまでも主催者側はPride Marchという名目を大事にしていて、自由と平等を求めるプロテストとしての歴史を忘れないようにとの配慮がなされていますが、参加者やコミュニティ全般の感覚としては、お祝いムードの強い「パレード」の方が実感に近い呼称でしょう。



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post #4 ネットワークってなにするの?〜ハミルトンハイツ(N.Y)からの手紙〜
 coLLaboブログ読者のみなさま、こんばんは 

今日は、No. 2でふれたLGBT従業員の社内ネットワークについて、具体的にどんなことをしているのか、という話などすこし。

従業員の有志によるグループ、Employee Network とかEmployee Resource Groupと呼ばれていますが、もともとは、(白人)男性優位な職場で、人種マイノリティや女性社員たちが部署を超えたつながりをつくってお互いに情報交換をしたり、いろいろ支え合ったりするところから手弁当ではじまり、ある程度の規模になって会社側からも人事から活動予算がでたりいろんなサポートがついたり、と定着していったものらしく、今の勤め先には、女性 (Women)、アフリカ系アメリカ人 (African American)、ラテン系 (Latino)、アジア系(Asian)、アメリカ先住民 (Native American)、障害者 (Disability)、退役軍人(Veterans)にLGBTというくくりのグループがあります。前の勤め先もほぼ同じでしたが、アジア系のグループが二つ、北東アジア(中国、韓国、日本など)+環太平洋のグループ(Asian Pacific Islander)と東南アジア+中東(South Asian and Middle Eastern)の両方がありました。

参加は任意で、いわゆる「当事者」でなくてもウエルカム、という雰囲気が強く、私も前職ではLGBT、Asian Pacific Islanderだけでなく、African AmericanとSouth Asian and Middle Easternのグループにも入っていました。どのネットワークも、メンバー向けの社内交流イベントや、キャリアに役立つ情報交換、研修などの企画が中心ですが、その他にも、たとえば障害者のグループでは健常者向けに手話の講座をしたり、アジア系のグループでは文化紹介のイベントをしたり、全社員に向けた相互理解の為の企画もみられます。

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post#3 State of the Union is Stronger-オバマ大統領と一般教書演説 〜ハミルトンハイツ(N.Y)からの手紙〜
 coLLaboブログ読者のみなさま、こんばんは 

前回のポストの終わりでは、LGBT従業員の社内ネットワークの活動についてお届けするつもりだったのですが、今回はちょっと脱線しまして、2月中旬に行われたオバマ大統領のState of the Union(「一般教書演説」と訳されているものです)について、ふれてみたいと思います。


2009年に、米国史上初の非白人大統領となり、2012年の選挙で再選を決めたオバマ大統領は、今年1月に行われた第二期就任演説で「すべての人は平等である」という理念が米国の基盤であり、建国時からの精神をうけついで「同性愛者の法の下での平等がきちんと保障されるように」前に進むことが我々世代の責任である、と、同性婚の合法化を支持する文言を織り込んでいました。男女の賃金格差是正、選挙制度改革、移民法改革や銃規制による安心できる社会の実現、とならんで、第二期目の重要な政策課題として、同性婚の合法化を掲げているのです。

毎年2月に米議会と米市民に向けて米国の現状と課題を大統領が報告する、という形式のState of the Unionでは、同性婚については直接言及してはいませんが、「米軍の総司令官として、ゲイ/ストレートにかかわらずすべての兵士とその家族に平等な福利厚生を保障する」と具体的にDefense of Marriage Act (DOMA)*を崩していく政策を提言しました。しかもこの政策を「家族を大事にする」ために必要だと位置づけており、これは「同性婚を容認すると伝統的な家族感に危機をもたらす」「家族の絆をなしくずしにしていいのか」という保守反対派のレトリックを逆手にとった形になります。

これはものすごく画期的なことで、オバマ大統領が同性婚支持を公言してなおかつ再選されたということもあわせて、ここ数年のアメリカ世論の大きな変化を反映していると思います。

オバマ大統領は2008年、第一期当選時の演説で「アメリカ合衆国」は「老若、貧富、党派、人種、ストレート/ゲイ、障害の有無にかかわらず、みんなのつくる国である」と宣言し、おそらく米国史上初めて大統領としてLGBTの有権者にむけてはっきりとよびかけ、世界に向けて「みんなを代表する」という時の「みんな」には同性愛者も含まれる、と明言した政治家ですが、第一期目の政策として、軍隊をはじめとする雇用差別などの問題に関しては積極的ではあっても、同性婚に関しては、あからさまに反対ではないものの、「結婚」ではなく「Civil Union**」が妥当ではないかという消極的な見解にとどまり、「Civil Union」制度についても具体的な政策や提言はほとんど見られませんでした。

それが再選をかけた選挙運動の山場、2012年の5月にニュース番組のインタビューではっきりと、「これまでいろいろ考えてきて、個人的には同性婚を合法化すべきだという結論に至った」と公言し、またしても歴史に残る大きな一歩を踏み出したのです。
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| ハミルトンハイツからの手紙 | 10:40 | - | - | - | ↑TOP
post#2 日本にいくまでのいきさつ〜ハミルトンハイツ(N.Y)からの手紙〜
 coLLaboブログ読者のみなさま、こんばんは
今回は、東京で働くことになった経緯について、書こうかと思います。

今から2年ほど前の春。通算で10年働いた会社を辞めるべく、転職先を探していたところに思いがけないオファーが舞い込んできました。私はふつーにこれまでやってきた仕事を同業他社で続けるべく、ヘッドハンターが決めてきた面接に足をはこんでいたところ、その中の一社が日本語バイリンガルで実務経験者を探しているというのです。しかも、勤務地は東京。

面接の名目はアメリカの本社勤務だったので、いってみてはじめてきかされた話です。当時辞めようと思っていた会社でも、アメリカにいながら東京チームのサポートもしていたので業務自体に違和感はないのですが、同じ米国が本社の企業とはいえ、日本の現地法人勤務となると働く環境は全く違います。ニューヨークをベースに日本といったりきたりできる仕事が理想だけど、こちらを引き揚げてずっと日本で仕事をしていくつもりは、まだない、とまずは断りました。

しかし先方も簡単には引き下がりません。どういう条件だったら考えるのかというので、期間限定で米国住民権(グリーンカード)の保持に支障がない長さの赴任であること、本社に戻ってきてからの仕事も含めての契約とすること、ニューヨークにベースを残したまま東京で生活できるくらいの給与であること、等をあげました。私には一緒に暮らしている同性のパートナーがいて、彼女のキャリアを考慮すると今は動けないので単身赴任となること、そして合法的に結婚して住民権を取得するという選択肢はないので、いまもっているのを失わないようにしないといけないのだと説明した上での条件です。

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| ハミルトンハイツからの手紙 | 00:37 | - | - | - | ↑TOP
post #1coLLaboとの出会い〜ハミルトンハイツ(N.Y)からの手紙〜
coLLaboブログをごらんのみなさま こんばんは

coLLaboボランティアの文緒です。アメリカの東海岸、マンハッタン島の北部 ハーレムとワシントンハイツの間にある、ハミルトンハイツというところに住んでいます。今のアパートに引っ越してきて、早くも17年になります。
アメリカにきてからはもう26年。

ご縁あって、こちらでの日々の暮らしのことなど、折々寄稿することとなりました。
自己紹介は別途まとめましたので、そちらをご覧いただくこととして、初回はなにからお話しすればよいでしょうかね。
アメリカで暮らす私がcoLLaboでボランティアをすることになったきっかけから始めるのがわかりやすいでしょうか。

1986年に渡米以来、ずっとアメリカの東海岸で暮らしてきたのですが、2010年の秋から縁あって約2年間東京で働くことになりました。勤め先ではPride & AllyというLGBT (とその理解者)の従業員から成るグループに入って、着任一年目は、社内のウエブサイトに新しくグループのホームページを作る為のコンテンツ集めを担当。主にイベント告知や活動報告用のサイトですが、せっかくなので役に立つ社外リンクもいれたい、と思い、東京近郊で活動しているNPOやサポートグループの情報を集めていたところ、coLLaboのホームページにたどりついたのです。

サイトだけでは、どれくらいの頻度でコンテンツが更新されているのか、最近の活動がどのくらい正確に反映されているのか、わかりづらいものも少なくなかったので、メールでコンタクトをとったり、オープンハウスやミーティングがあれば実際に足を運んでみたり、できる範囲で確認していく中で、活動内容や設立趣旨に共感をもったところには、「ボランティア募集していませんか?」という問い合わせも出していました。

こちらでは、Housing Works Used Bookstore and Cafe というHIV/AIDS 患者とホームレス支援のNPOが経営する古本屋で、週に一度のボランティアを長いこと続けてきたので、東京でも社内のLGBTネットワークだけではなく、コミュニティの中で、継続できるボランティア活動をしていきたいという気持ちがありました。しかし、問い合わせてはみたものの、ウエブサイトは充実しているのにまともな返事が返ってこなかったり、直近の説明会には都合がつかなくて出られないとなると、その先の連絡がこなかったり。NPOの活動にはボランティアが欠かせない(=受け入れ態勢が整っている団体が多い)アメリカと違って、ずいぶんハードルが高いなーとため息つきつつ、あきらめずにメールを出し続けてみました。そんな中、coLLaboのスタッフからは丁寧な返信と「まずは活動を見に来てください」とReal Voiceの案内が届いたのです。
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| ハミルトンハイツからの手紙 | 00:30 | - | - | - | ↑TOP
【番外編】文緒略歴
coLLaboブログをごらんのみなさま こんばんは
このポストでは「番外編」ということで自己紹介的なものをまとめてみました。
 
略歴
1968年神奈川県に生まれ、東京郊外の新興住宅地で育つ。
1986年親の転勤に伴い渡米、都立高校を中退しNY郊外の現地校に転入。現地校卒業後はNY市内の私立大学に進学。そのまま同大学院の博士課程に進むが中退。
日本語教師やフリーランスの翻訳などを経て、1998年夏、米系証券会社に中途採用となり、通算で10年同社に勤務。
途中イベント企画会社にうつったが9.11の影響で失業、元の上司にひろわれて証券会社に戻り、その後2010年6月まで在籍。
同年7月に現在の会社(米系証券会社)に転職、2010年9月から2012年11月まで東京の現地法人勤務。
2012年12月に帰国。現在は米本社勤務。

高校時代はNY郊外の海辺の町ですごし、大学時代はキャンパス内の寮に住まう。
院生時代はアッパーウエストサイドでルームシェア、その後1995年にいまのアパートに引越し、2年間の東京生活@恵比寿をはさんで現在にいたる。

同居人は2歳年上のパートナー(2008年入居)と猫(2011年入居)のさつき。

2002年から道楽ではじめたブログは、何度か引越や模様替えをしつつ、細々と続けて10年になりました。

超がつくインドア派で、読書や映画、ライブ(ジャズ中心ですが、面白ければ何でも。かなりの雑食)にいっている時間が一番楽しい。友達と酒飲んでる*時間はもっと楽しい。
*この場合、友達は飲んでいる場合とそうでない場合がある。そうでない場合の方が多いかも。

しかしこのごろは、猫と遊んでいる時間が多く、ブログはさぼりがち、、、

2011年からcoLLaboでボランティアをはじめ、このcoLLaboブログに寄稿することになりました。coLLaboに出会うまでのボランティア歴などは下記の通り。
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